タイ拠点事例 | NIKKO ASIA (THAILAND) CO., LTD.
人事制度構築 から始まった 企業文化の革新
従業員の声を土台に築いた、 組織と個人の成長を促進する人事制度
『新設企業の挑戦: 人事制度導入の背景と決断』
2020年、コロナウイルスの世界的大流行の中、私たちの会社はその幕を開けました。パンデミックの影響で会社設立後すぐ、従業員はリモートワークとなりました。新設された企業としては、 本来は新たな顧客を獲得していかなければならない最中ではあったものの、パンデミックの制約下では行動に制限があり、従業員は製品の知識を深めることに専念していました。
その後、社会が少しずつ活動を再開していくにつれ、リモート ワークから従来の業務スタイルへの移行期間中、特に経験の浅い若手社員からはオフィスや現場での勤務に抵抗を示しまし た。人事制度やルールがまだ整っていなかったこともあり、従業員からの疑問や質問に対し、適切に回答できない場面があり、 従業員の納得感や組織への帰属意識を醸成することが難しくなり、組織内の信頼関係構築にも悪影響を及ぼしました。
これらの問題に対処し、組織の基盤を強化するため、そして高まる離職率への対策として、人事制度の構築が急務となりました。この大事な取り組みのパートナーとして私たちは、beyond globalを選定しました。この選択の決め手となったのは、 beyond globalが提供する、型にはまらず、弊社の状況に合致した柔軟な解決策でした。当然ですが、会社ごとに組織の状況や歴史も異なります。beyond globalは私たちの現状を深く理 解し、従業員の声に耳を傾けながら、私たちの将来ビジョンを 共に描き、それを実現するためのアプローチを提供してくれる と感じられたからです。
『単なる制度構築ではなく 組織の根幹に関わる深い理解と 変革を促す人事制度構築プロジェクト』
このプロジェクトは、従業員と組織が現在置かれている状況を正確 に把握することから始まりました。サーベイと対面インタビューが実施され、従業員一人ひとりの声を集めることに重点を置きました。これらの情報収集を通じて、組織における具体的な課題やニーズが浮き彫りになり、人事制度の構築が組織にとっていかに重要であるか を明確に理解しました。
人事制度構築のプロジェクトは、設定されたマイルストーンに沿って、定期的なミーティングで進められました。ミーティングでディ スカッションを行い、決定できなかったことは宿題として割り当てられました。宿題を期限内に完成させることは、日々の業務とのバランスを取りながら進める必要があり、その過程は簡単ではありませんでした。
特に、役割等級定義の策定は複数回にわたって見直しが行われました。この繰り返しのプロセスを通じて、各等級の役割とそれが組織全体の目標とどのように関連しているのか、等級制度、評価制度、報酬制度がどのように相互作用し、人事制度を形成するかについての理解も深まりました。
重要だったと思っているのは、このプロセスがbeyond globalによって一方的に進められたわけではなく、私たちが深く関与し、共 に、自分たちの人事制度を形成していった点です。宿題をこなし、その結果についてフィードバックを受け、さらに議論を重ねることで、制度に対する深い理解とオーナーシップが芽生えました。この 反復的な学習と議論のプロセスは、私たちが自身の言葉で人事制度の意義を語る上で重要な助けとなったと感じます。
続きをお読みいただくには、下記のフォームにご入力ください。
下記のフォームにご入力いただいたメールアドレス宛に、事例紹介PDFのダウンロードリンクをお送りします。